こんにちは、Hormoneです♪
今日は、前の記事に引き続き、私が普段使用しているシステム手帳のひとつをご紹介します。
今回ご紹介するのは、“海の宝石”とも呼ばれるエイ革、『ガルーシャ』を使用して作られたASHFORDのシステム手帳【スパークラー2】です。
ASHFORDで、ガルーシャを使用したシステム手帳は他にも、『グルービング ガルーシャ』がありますが、スパークラー2は、「趣味文(趣味の文具箱)」のイベント限定で販売されたモデルになります。
高級素材と言われ、とても高価なイメージのガルーシャ。
・ガルーシャの特徴って?
・なんで高いの?
・ASHFORDのガルーシャを検討中。
という方のために、スパークラー2は現在完売してしまっていますが、
【ガルーシャの特徴や、使用して作られたシステム手帳の魅力】を今記事でお伝えできればと思います。
※『ガルーシャ』は、キラキラとしたガラスの粒を一面に敷き詰めたような
細かい突起が特徴の革です。
集合体の苦手な方は、気分を害される画像があるかも知れませんのでご注意ください。
アップ画像は微かなぼかしを入れています。ご了承ください。
ASHFORDは、1986年からシステム手帳のジャケットとリフィルを販売している日本のシステム手帳のブランドです。
上質な素材と繊細な技術で作られたシステム手帳は、洗練されたデザインと機能性を兼ね備えており、人生を豊かにするツールとして様々な人に愛されています。
現在は、システム手帳だけでなくパスケースや財布などのレザーグッズも展開。
高級感と実用性を両立した製品を生み出し続けています。
M5サイズ(約W75×H117)で、リング径も8mmと厚みも気にならないので、鞄の中でもかさばらず持ち運びに便利です。
私は普段、イシューのバイブルサイズをメインで使用していますが、こちらのスパークラー2は、サッと取り出して記入するメモ用の手帳として使用しています。
ネットで気になる商品を見つけたり、後で調べようと思ったことなどを書き留めています。
『ガルーシャ』の呼称は、18世紀頃のフランスで、エイ革を使用した刀剣の鞘造りで有名だった革職人“ジャン・クロード・ガルーシャ(Jean-Claude Galuchat)”の名前が由来となっています。
因みに、『スティングレイ』とも呼ばれていますが、
英語読みするかフランス語読みするかという違いなだけで、同じエイ革のことです。
初めてガルーシャで作られたシステム手帳を見た時、その不思議な輝きに驚きました。
動画サイトなどで様々な革職人さんによる加工や製造の風景を見て感銘を受け、是非使用感をこの手で味わってみたい思い購入を決めました。
エイの硬い鱗『楯鱗(じゅんりん)』が、職人さんの手によって綺麗にポリッシュ加工(表面を削ったり磨く加工)され、キラキラと輝いております♪
更にこの革は、磨けば磨くほど光沢感が強くなるので、手帳を使っていくうちにどんどん輝きが増していくんです。
使いながらこれからの変化が楽しみです♪
実は私はそこまで重度ではありませんが集合体恐怖症で、この手帳を購入するにあたってガルーシャの特徴を知るためにサブイボ全開でブラウジングしました。
ですが、実際手にとって見ると恐怖心より輝きの美しさの印象が強く、勇気のいるお買い物でしたが今となっては購入して良かったと心から思います。
表紙のこの白い斑点状の部分は、エイの背中の中心部分にある“第三の目”『スターマーク』と呼ばれるものです。
牛革の表情も同じですが、ガルーシャの楯鱗やスターマークの形や大きさも個体によって様々なので、唯一無二の手帳として本当に愛着の湧くシステム手帳だと思います。
カラーバリエーションは、夏の海のように爽やかな青緑『ターコイズ』と、鮮やかな紫がかったピンク色『フーシャ』の2色。
どちらもビビッドかつ上品で、デスクがぱっと明るくなるようなデザインです。
私はピンク色が好きなので、フーシャを選びました。
オフィス使いするのであれば、グルービングガルーシャのカラーバリエーションの方が選択しやすいですね。
ガルーシャは、数ある革素材の中でも1番の強度を誇ると言われるほど、その銀面(表面)は硬く頑丈です。
しかし、内側に靭やかなゴートレザーが採用されたスクエアバッグ(角背)仕様により、180度スムーズに開くことが可能なので、表紙を押さえずに片手でも楽に記入することが出来ます。
ASHFORDのオンラインショップでは、8mmリングだと収納できるメモリーフは約55枚とありますが、私は薄めのメモリーフも挟んでいるので70枚程収納して使用しています。
スマートな状態で持ち運びたいので、
クリアリフィルポケットリフィルなどは綴じていません。
綴じ具の上下にあるスイッチは全くと言っていい程遊びが無く、押しやすく感じました。
ただ、リングが小さいとリフィルが収納されている状態で閉じる時に、
指まで挟みそうでいつもヒヤヒヤしながら閉じています…。
リングガードはもともと付いていないので、内側の牛革のリング部分には跡が付いてしまいますが、表側への影響はありません。
かといって、ゴートレザーの部分も傷まないよう大切に使いたいので、近々後付けのリングガードを検討しようかな…と思います。
内側はシンプルな設計になっていて、裏表紙の裏部分にカードポケットが一つだけ備わっています。
ペンホルダーは付いてない製品なので、必要に応じてペンホルダーリフィルなどを挟むのも良さそうです。
ガルーシャは、メンテナンスフリーでとても扱いやすいのも特徴です。
楯鱗の間に溜まった塵を、柔らかいブラシなどで掻き出したり
汚れが気になってきたら固く絞った布で優しく拭き取ったりする程度で充分綺麗に永く使えるようです。
寧ろ、革用のクリームやオイルなどは、くすみや変色の原因になってしまうので
知らずによかれと思って…となる前に知っておいてよかったです。
また、強い直射日光に当たると、紫外線により黄ばんだり変色する恐れがあるので、保管場所にも注意が必要です。
スパークラー2の内側はゴートレザーなので、
1~2ヶ月に一度ぐらいの頻度で、ブラシで表面の埃を落とし、レザーケアクリームを馴染ませたクロスで拭いています。
水にも強いガルーシャとは反対に、内側のゴートレザー部分は水に弱いので
万が一濡れてしまったときは、すぐに乾いた布で拭き取らなければいけません。
以上がガルーシャという革の特徴と、
ASHFORDの『スパークラー2』 M5サイズ φ8mmのレビューでした。
使い込むほど輝きを増し、お手入れ次第でその寿命は100年と言われるほど丈夫な革。
高価ですが、大切に使えば値段以上の価値を生み出し続けてくれると思います。
革のエイジングを楽しみながら、もっと宝石のようにキラキラと輝く手帳に育てていきたいと思います。